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2025/2026シーズン インフルエンザワクチンについて
予約開始日 | 2025年9月13日(土曜) |
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接種開始日 | 2025年10月14日(火曜) |
予約方法 | HPからネットでの予約をお願いします。 |
インフルエンザワクチンは2種類あります(説明を読んで選択しましょう)
①インフルエンザHAザワクチン(皮下注射型の不活化ワクチン)
価格:1回目 3,800円、2回目 2,400円(1回目を他院で接種した方は3,800円)②フルミスト(経鼻弱毒生インフルエンザ生ワクチン)
価格:8,000円
①インフルエンザHAワクチン・・従来の皮下注射の不活化ワクチン
今シーズンより、従来の4価から3価へと変更されます。これまでのインフルエンザワクチンは、A型2株(H1N1、H3N2)とB型2系統(ビクトリア系統、山形系統)の4価ワクチンが使用されてきました。しかし、近年、B型山形系統のウイルスは世界的にほとんど検出されなくなっているため、WHOは今シーズンから山形系統を除外し、3価ワクチンとすることを推奨しました。厚生労働省も、3価ワクチンへの移行を決定しています。
A型株:
A/ビクトリア/4897/2022(IVR-238)(H1N1)
A/パース/722/2024(IVR-262)(H3N2)
B型株:
B/オーストリア/1359417/2021(BVR-26)(ビクトリア系統)
◎対象年齢と接種回数
出生~生後6ヵ月未満 | 接種せず |
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生後6ヵ月~3歳未満 | 0.25mlを2回接種 |
3歳~10歳未満 | 0.5mlを2回接種 (当院ではWHOと同様、罹患歴・接種歴がある9歳以上の児は1回接種としています) |
13歳以上 | 0.5mlを1回接種 (受験生は2回接種も可) |
◎副反応
注射部位の紅斑・腫脹・硬結、アナフィラキシー、急性散在性脳脊髄炎(0.1%未満)他。
◎他のワクチンとの同時接種:他のワクチンとの同時接種が可能です。
②経鼻インフルエンザワクチン(フルミスト)について
「フルミスト」は、インフルエンザの予防を目的とした生ワクチンです。
従来の注射によるインフルエンザワクチンとは異なり、鼻の中に噴霧(経鼻投与)することで接種します。欧米諸国(特にアメリカ)では長年使用されており、安全性・有効性ともに多くのデータが蓄積されています。
日本国内でも2023年に承認され、2024年から医療機関で導入されました。
フルミストは経鼻で投与するインフルエンザワクチンで、注射が苦手な方にとって選択肢の一つとなります。年齢や健康状態に応じて、最適なワクチンを選ぶことが重要です。フルミストは、特に2歳から7歳までの子供に有効とされていましたが、近年では注射型の方が有効という報告もあります。
〇接種対象・用法/用量
対象 | 2歳以上19歳未満:1回接種で約1年間効果が期待できる |
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用法用量 | 各鼻腔内に0.1mlずつを1噴霧する |
〇フルミストの副反応
30~40%の方に鼻水症状が出たり、咽頭痛や咳などの、軽い風邪のような症状が出ることがあります。
稀にですが、他のワクチンと同様に、発疹や蕁麻疹のほか、アナフィラキシーショックやギランバレー症候群のような重い反応を起こす可能性があります。
☆フルミスト接種ができない人
- 5歳未満で喘息の治療を行っている人、または、1年以内に喘息の発作があった人
- 同居する家族に乳児、重度の免疫不全者・悪性腫瘍治療中の方がいる
(生ワクチンのため、周囲へワクチンウイルスを伝播する可能性が1~2週間あるため)- 卵アレルギー・ゼラチンアレルギー患者
- 妊娠中あるいは妊娠の可能性がある女性
- 治療のためにアスピリンを服用している人
- 重篤な急性疾患にかかっている
- 明らかに免疫機能に異常のある疾患にかかっている、免疫抑制をきたす治療を受けている